第五十四回 幸せ収録

2021  11/13  


この度 「キングのお部屋」 という番組にゲストとして出演させていただきま
した。
以前 「キングとあそぼう!」 という番組でケーブル捌きのバイトをさせてい
ただいたご縁で今回お呼びがかったそうで。 有り難い事でございます。

さて、この度はダブルゲストという事で何とあのシンディさんと私、そしてメイ
ンのキング、という三人での収録でした。

三本撮りという事で、物凄く長い時間お話を聞かせていただき勉強になった、
といいますか・・・
やはりほら、我々とミュージシャンとの接点は 「音」 ですよね。
音源等にて。

ライブを見る機会があったミュージシャンなら 「音」 「生身の人間」
「ビジュアル」 「動き」 と、あと他もうちょっと色々・・・

でも世界中のミュージシャンの殆どは 「音」 だけのお付き合い。
当然です。 てか十分ありがたい。
なのに、そこにプラスのアルファ。
こうして直接お話を聞けるのはやはり堪らんですな。 しかも沢山。

ブレンダーとウイスキーの話。
蒸留技師とウイスキーの話。
手工職人とバイオリンの話。
料理人と食べ物の話。
プラズマ研究員とタンデムミラーエンジンの話。
・・・もうええか?

つまり当事者の話を直接聞けるのはすんごい快感だ! ってことー。


ナッシュビルのミュージシャンは饒舌でフランクな人が多い、っつーか殆どか
な?
イマドキは何処もそうなのかしら。
お陰でミュージシャンの本音、とか考え、なんかを聞かせて貰えるラッキースケ
ベが多くあります。  ありがたし。

昔? っつーか今迄? は、タマタマかも知れませんがクチべたで社交性が無く
、ラリってる人も多かったりで、下らねぇ質問なんて受けてはくれませんでした
し、受ける筋もございませんから、知りたい欲求の不満状態でございます。
勿論いくつかの例外もありました。  ありがたかったです。

 

キーング!!
私が最もお話を頂戴しているお方。
でも全然まだまだ足りませぬ。
川辺夫妻のリズム本を岩波から出すのが私の夢。
これからも聞かせて頂きとう存じます。

この度は、キングが私にとても優しい波長を終始送って下さっていた様に感じま
した。
超久しぶりなのと、私が病み上がりだからでしょうが・・・
キング、拙者、癒されまくりでしたぞ!!
決して勘違いでは無い。  現に癒されましたから!  ヒーラーですな。

 


wagon
以前田崎さんと割りとみっちりお話させて頂く機会がありました。
田崎さんはプライベートで音楽の話をするのが余りお好きでは無い。
しかし田崎さんと私にマニアックな共通口が多くある事が判明し、幾ら時間があ
っても足りない位に盛り上がりました。
とはいえ少しは音楽質問もさせて貰いましたし、音楽以外の会話からでもチラリ
とのぞくミュージシャンシップを頂いた時の快感が堪りませんな。
またの機会が楽しみで仕方ありません。

マミ様とも田崎さん程では無いですが割りとしっかり時間をかけてお話させても
らった事があります。 こちらは逆に9割音楽の話です。
熱いですしね、真っ直ぐなの。 独特にね。
フロントマンの熱い話。 流石に wagon を聞く耳に影響が出ます。
そして音楽と向き合う姿勢が真剣。 超真剣。
私も真剣ですが、マミさん程では無いです。  全然。
機会があればもっっっと沢山聞かせて頂きたいです。

シンディさんとバニーさんは以前から数分~10分程度の立ち話、と言いますか
感想戦みたいな急ぎ話は何度もさせて頂いております・・・

バニーさん、あなたと麻子さん、私の三人で取材旅行、みっちり三泊四日。
ダメですか?
バニーさんは自身のFBで音楽の話があるから良いのですが、やはりじーっくり
お話を伺いたいですね。
決して口べたなお人では無いのですが、コト音楽に関しては語るより俺のステー
ジを見て感じてもらえたものが全て。 な人のような。  知らんけど。
と言うか、バニーさんのアフターステージからムンムン 「濃密な会話」 した
感を感じるからか?    いや、だから知らんて。
色々聞きとうございます。

 

そして、wagon シンディ登場。
いやー濃かったですねー。
シンディさん濃いですねー。

改めてどっしりシンディさんの話をお聞きしまして、まぁー濃かったです。
素晴らしい!

ミュージシャンが各々持っているOO感。
楽器感、ロック感、ステージ感、演奏感、出音感、歌感、成功感、失敗感、
好き嫌い感、清志朗感・・・・あと他もうちょっと色々。
これがまぁなかなかカブる事が無い。
これだけ沢山ミュージシャン居たら普通カブるでしょ? って思うのですが。
凄い事だとつくづく思うのです。

今回もそう。 
シンディさんの 「感」 独特でいい話を聞けました。

長い時間かけて熟成され、差し引きされる色々な事。
調子や状況の上下と結果の上下の関係性。
日本語歌詞の話。
バンドの話。
他いっぱい。

今回に限らず全く同じ事を誰かが前に言ってたよな、って事が超少ない。
大筋は同じでも細かい所が違う。 →結果出来上がるものが全然違う。
話の入りはよくある話。 →でも結果聞かされる答えが新し過ぎる。

まぁ・・・ミュージシャンに限らず人ってそうかも知れない。
細かーいところまで同じ考えの二人って居ませんものね。
仮に居てもこの二人が出力するものって違いますしね。
何の話??

しかし冷静にこの事実を踏まえれば、対バンという制度は危険というかスゴい事
してるなーと思いますわ。  ま、実際危険な事ありますしね。
まぁまぁ、同じ回路を持った人間なんてこの世に一人も居ないのですから、普通
の事ですか。  いや、危ない時あったけどな、対バンww


さてさて。
こういう貴重な話をお聞きすればする程、私の耳に入る全ての音に影響を与えま
す。
そうして音楽の幅は広がりますし、お耳の幅も広がります。
生活全体にも影響が出ます。
ミュージシャン=全員憧れの人ですからね。  吸収したいんでしょうね。

極々々々タマに楽器の演奏はおろか、音楽とも殆ど関わりの無い人なのにミュー
ジシャンオーラといいますか、ミュージシャンにしか見えない人が居ます。
あれは何なんですかね。

逆にたった今、目の前で素敵な演奏を見させてもらったばかりの方が客席に於い
て、その辺の客より音楽感が低いというか・・・「CGか?」 処理で音楽感消
したんか?! という事もあります。
あれも何なんですかね。

いや、まったく私見に塗れたどうでも良い事でした。


とにかく、今回、収録もそうでしたが、スタジオに出入している錚々たる顔ぶれ
に10ヶ月ぶりにお会いしますと、色々過剰反応して体がおかしくなりました。

喋りすぎて喉が腫れ上がり次の日声が出なくなったりww
生まれて初めて両肩が石のようにカチカチになり動かなくなったりww
痛いのと興奮しすぎで収録日の夜は明け方まで眠れませんでした。

ともあれ、生き返ったといいますか、血が通いだした感がスゴいです。
本当に本当に、皆様ありがとうございました。

さて、
後は番組でお会いしましょう。

オンエアは2036年の11月24~26日です。
ZDF系列でお昼一時から。
よろしくです~  みんな見てね~