第十五回 イズデッド

2019 5/2  


忌野清志郎が死んで泣きはしなかった。
清志朗で最後に泣いたのは復活祭の大阪。
ボン!!出てきた瞬間から最後まで大体泣きっぱなしでした。

一方で派手なパンツの臀部から太もものラインを見て、直感的に
「あ、結構やばいかも。もしかしたら最後かも。」
などと不謹慎な思いにかられました。

随分経って世界中の~の動画を見て泣いてしまったり、ロシモフが世界中の~を
メレでいきなりやったときも泣いたりしましたが、うちの祖父やアイルトンセ
ナ、清志朗といった自分のヒーローが死んだ時には全く泣かなかったです。
それは私がサイコパスだからでしょう。


私が部屋にポスターを貼った人は清志朗とセナと桃井はるこだけです。
ZEP、エアロ、ストーンズ、大好きですが貼った事はありません。

清志朗とセナ、モモーイ三人がその他と違うところは三人がヒーロー、ヒロイン
だという事です。


英雄は死なない。

「清志朗死んだで!!」
実家帰省中に母か妹に知らされて、「ええっ!!」って思った次の瞬間は
「ああ・・・やっぱあかんかったんか」
「まぁ・・・しゃあないな・・・」
握手権で握手したし、一分くらい喋ったし、行ける限りライブ行ったし。

死んだからって、二度とライブ見られへんだけか・・・

サイコパス!!      でも本心です。


私が清志朗やセナや祖父を好きで居続けたり心で思い続けたり他いっぱい大切な
あれこれ、と、彼らが死んでいる事とはあんまり関係ない。
というのは実に説明し難い大切な事です。